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2011年 4月

 誰もが携帯電話を持ち、何時どこでも連絡を取り合える時代。便利になったものだ。
 でも、喜びや悲しみ、悩みの相談事がメールのやり取りで心底共有できるとは思わない。

 人と人の繋がりは希薄になったと思う。

 昭和の時代、学校から帰りランドセルを放り出す縁側には祖母がいた。近所のおばちゃん達と自慢の漬物やお煮しめを持ち寄り、茶うけにして毎日みたいに話しこんでいた。
 陽だまりの縁側は、隣近所の確かな繋がりの場所だった。
 私たちの情報誌は、単なる情報ツールとしてだけでなく、あの頃の縁側の様な暖かな繋がりの場所にしたい。「共に生きる社会」鳥取福祉会の理念の実現に向けて。